愛すべき日本の工芸品

育休中の夜更けに

『村山大島紬』

 

○歴史

東京都、現在の武蔵村山市発祥の伝統的工芸品、村山大島紬

江戸時代から木綿紺絣の産地として知られていました。

大正初期に群馬の伊勢崎市より板締染色の技術が導入され、絹織物が盛んになりました。

品質の高さと丈夫さが評価され、東京都指定無形文化財として認められています。

 

 

○特徴

染め上がった絣糸を図案通りに並べ直してから織るので、生地は微妙なずれのある素朴な風合いです。

民芸調の模様で、絹の光沢があり、軽くて着心地が良いのが魅力です。

 

下の写真の着物は古風な印象を受けます。派手過ぎず、地味過ぎず、上品ですね。

生地を拡大したものを見ると緻密さにうっとりします。。。

https://caran.jp/?view=smartphone&pid=144362438

 

ポーチや、タブレットケースなどの商品もあり、村山大島紬を身近に感じられそうです。

村山大島紬 ポーチ

https://item.rakuten.co.jp/corazon/tf-001001/

 

 

○製作工程

絣板製作(絣板に溝を掘り、この板を重ねて締めることで溝に染料が入り染まる)↓

精錬加工(糸を煮て不純物を除去し、乾燥させる)↓

地染め(植物染料で地糸を染める)↓

整経↓

板巻き・板積み(経糸を絣板に巻きつけて板の間に合い板を挟み、積む)↓

板締め染料(重ねた絣板に圧力をかけて締める)↓

すり込み捺染(別の色を重ねる)↓

機巻き(糸を組み立てる)↓

製織

 

 

NHKさんのわかりやすい動画がありましたので、是非ご覧ください。

↓↓↓

www2.nhk.or.jp

 

 

 

次回は、『本場黄八丈