愛すべき日本の工芸品

育休中の夜更けに

『小千谷縮』

 

○歴史

新潟県伝統的工芸品小千谷縮

始まりは1200年前程度であると、当時の文献から考えられています。

現在の小千谷市周辺では、自然環境が麻織物の生産に適していました。

朝廷や将軍家への献上品として贈られていた記録もあります。

明治時代以降には工業化が進み、古くからの生産方法で作られる物はごくわずかになりましたが、伝統が守られ受け継がれています。

 

 

○特徴

 麻の繊維で作られる織物で、撚りの強い糸を使うことで撚りがほどけた時に「シボ」が生まれます。

もともと麻は水分を発散し乾燥しやすいので、ベタつきにくい着物が作れます。

さらっとした夏には最適な着物です。

 

写真の生地は凄く清涼感があり、触ってみたくなります。。。

見ているだけで涼しいです。

https://tamanori.com/mscart/category/item/tanmono

 

ボディタオルもあります。きめ細やかな泡が立つようです。

使い込むほどに柔らかくなるようで愛着が湧く一品ですね。

私も欲しいです。。。

日々のバスタイムで、伝統技術の息吹を感じる

https://shop.ng-life.jp/s0579/0579-002/

 

 

○製作工程  ※一部抜粋

 図案作成↓

糸づくり(苧麻から繊維を取り出して乾燥させる)↓

糸繰・手延べ・経延べ・緯延べ(糸の長さと数を調節し、糸を整える)↓

墨付け・くびり(模様の位置に墨付けし、糸でくくる)↓

摺り込み・染色(染料を摺り込む)↓

製織↓

仕上げ(湯もみし、シボという凹凸を出す)↓

雪さらし

 

 

最後の工程の雪さらしの動画です。天気の良い日に雪にさらすと天然の漂白効果があり、より美しい模様になるそうです。

凄く美しい動画なので、是非ご覧ください。

↓↓↓

www.youtube.com

 

 

 

 

 

次回は、『津軽塗