愛すべき日本の工芸品

育休中の夜更けに

漆器

『鳴子漆器』

○歴史 宮城県の伝統的工芸品、鳴子漆器。 約350年前に、蒔絵師が修行のため京都に行き、京漆器の技術を持ち帰ってきた事から始まった考えられています。 明治時代に入り、二人挽きが主流だったろくろが、一人挽き足踏ろくろに変わり、製品の種類も豊富になり…

『浄法寺塗』

○歴史 岩手県の伝統的工芸品、浄法寺塗。 728年、天台寺開山の際に僧侶が自らの什器をつくるのに漆工技術を持ち込んだのが始まりと考えられています。 その後、庶民が普段使いする漆器として天台寺周辺に広まりました。 戦後には安価な合成樹脂等が普及し、…

『秀衡塗』

○歴史 岩手県平泉周辺の伝統的工芸品、秀衡塗。 藤原秀衡が深く関係しており、平安時代に京の都から職人を呼び、平泉周辺で採れる漆と金箔を使って、漆器をつくるように命じたのが始まりと考えられています。 漆器の名前にもなっている通り、藤原氏とゆかり…

『津軽塗』

○歴史 青森県の伝統的工芸品、津軽塗。 始まりは約350年前で、塗師の池田源兵衛が創業者と伝えられています。 明治時代の廃藩置県で一度衰退しますが、製造所や組合が結成され、津軽塗は産業として息を吹き返しました。 1955年に全国漆器展で優勝し、人気を…