愛すべき日本の工芸品

育休中の夜更けに

『鳴子漆器』

 

歴史

 宮城県伝統的工芸品、鳴子漆器

約350年前に、蒔絵師が修行のため京都に行き、京漆器の技術を持ち帰ってきた事から始まった考えられています。

 明治時代に入り、二人挽きが主流だったろくろが、一人挽き足踏ろくろに変わり、製品の種類も豊富になりました。

昭和には、鳴子出身の漆器工芸研究家が龍文塗を考案し、時代と共に進化しています。

 

 

特徴

 木目を生かした木地呂塗と言う技法が特徴です。

飴色の透明な漆で、使うほどに美しい木目が浮かび上がります。

龍文塗はマーブル模様が美しい変わり塗で、歴史は浅いですが代表格のひとつです。

厚みのある木地に漆を何重にも重ねているので、長年の使用に耐えられ、とても丈夫です。

 

 

以下の写真が木地呂塗です。木目が美しい光沢のある漆器です。

毎日使って手に馴染み、愛着が湧いてくるのが想像できます。 

世界があこがれる職人の技 鳴子漆器 - インテリア情報サイト

http://www.interior-joho.com/interview/detail.php?id=798

 

参考画像があまりなく、人様のブログから画像を引っ張ってきてしましました。

マーブル模様なので、これが龍文塗かと思います。

美しいですね、もっと色々な商品をみてみたいです。

20120224085855.jpg

http://laundream.jugem.jp/?eid=774

 

 

製作工程

 木取り・木地挽き(木地師が木を成形)↓

木地固め(木地を補強する)↓

錆付け(砥の粉と漆と水を練ったもので木地の表面を塗り、細かい穴を埋める)↓

錆研ぎ(研いで漆が乗りやすい様にする)↓

中塗り(中漆で塗る)↓

中研ぎ(乾燥させ、中塗り中研ぎを繰り返す)↓

上塗り(純度の高い漆を使用し、仕上げ塗り)

 

 

 

 

 

次回は、『川連漆器