『津軽塗』
○歴史
始まりは約350年前で、塗師の池田源兵衛が創業者と伝えられています。
明治時代の廃藩置県で一度衰退しますが、製造所や組合が結成され、津軽塗は産業として息を吹き返しました。
1955年に全国漆器展で優勝し、人気を博しました。
○特徴
代表的な技法に、唐塗・七々子塗・紋紗塗・錦塗、があります。
特に唐塗は「バカ塗り」の異名を持つ最も有名な技法ではないでしょうか。
唐塗の工程は48にも及び、製作に長期間かかることからそう呼ばれています。
七々子塗は丸い点の小さな模様が特徴です。
商品のラインナップも多様で、食器からなつめ、テッシュケースまで様々です。
下の写真は唐塗のお椀です。”THE津軽塗”の商品ですね。いつ見ても美しいです。
七々子塗りの柄です。下記のサイトでは自分の好みの下地と柄の色を選んで注文できるようです。素敵!!!
津軽塗のリング、渋くて素敵です。。。欲しい。。。
アクセサリーとして身につけるのも楽しい柄ですね。
○製作工程 ※一部抜粋
木取り(木の削り出し)↓
布着せ(下地の漆を塗り、布を張る)↓
地付け(漆を何層も塗り、研ぐ)↓
仕掛け(斑点模様をつける)↓
塗掛け(色漆を塗る)↓
彩色(色漆を塗る)↓
妻塗り(素黒目漆を薄く塗る)↓
上げ塗り(仕上げ塗り)↓
研ぎ(凹凸を取り除く)↓
胴摺り(研ぎ跡を消す)↓
呂塗り(艶出し)
製作工程の動画があります。最後に模様が浮き上がった時は心踊ります。
是非ご覧ください。
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私も実際に津軽塗の食器を使っていますが、気分も上がり凄くいいです!
料理も映えて、食事がより楽しくなります。
他のアイテムも欲しいので、また商品を手にとって見れる機会があればいいなと思っています。
次回は、『秀衡塗』