『伊勢崎絣』
○歴史
群馬県伊勢崎市周辺の伝統工芸、伊勢崎絣(いせざきがすり)。
水はけの良い土地で、古くから養蚕が栄えていました。
18世紀初め、江戸時代の絹市で販売されました。明治時代末期には機械化もされ、作業工程の改善でより美しく進化している伝統的工芸品です。
○特徴
代表的なものは着物ですが、今はネクタイやのれん等も製作されているようです。
使うほどに絣の模様や光沢に味が出て生地に深みを与えてくれます。
そして何より絵柄のバリエーションが豊富で印象的なものも多いです。
伊勢崎絣より少々安価な伊勢崎銘仙では、下の写真のような展示会も過去に行われていたようです。絵画のような美しさですね。。。
○製作工程 一部抜粋
意匠づくり(図案)↓
糸の準備(精練・漂白・糊つけ)↓
糸繰り・整経(糸を玉状に巻き取る)↓
墨付け↓
摺込捺染(すりこみなっせん 目印通りに色を入れる)↓
しばり(デザイン部分以外の染色)↓
浸染(色を定着させるため熱湯に糸をさらす)↓
絣合わせ(干して乾燥させる)↓
経巻(へまき 織物の幅を揃える)↓
引込(織機に糸をセットする)↓
製織
工程が文字や写真だけでは、理解が足りない部分が多いと感じました。
捺染加工部分の動画がありましたので、是非ご覧ください。絵柄も美しいです。。。
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次回は、『桐生織』